創業1975年。現在のリニューアルに至るまで。

エルゴ ビバームスは1975年に京都・丸太町で創業しました。店名はラテン語で「さあ、のみましょう」という意味。オ
ーナー・冨田洋子の「これからはワインの時代」という考えを反映して、ワイングラスを傾けながら、南欧風の料理を楽
しむ・・・今から30年前のその頃にはなかったスタイルを提案したお店でした。いわば、今で言うビストロ・トラットリア
のはしりです。ぶどうの蔦のからまるファサードや、木の温かみをいかしたワインセラー風の店内など、インテリアもし
ゃれていて、いつも満席でお客様の喧騒が絶えないお店でした。

そのお店も時代とともにスタイルを少しづつ変えていきました。1991年には建物が新しくなり、白を基調としたシンプ
ルでモダンな内装になりました。ビストロからレストランへ・・・料理はぐっとフレンチの要素を強め、テーブルにも真っ
白なクロスを敷きました。グループでわいわい楽しむお店から「記念日はエルゴ」「勝負のときはエルゴ」カップルがコ
ースで楽しむような、落ち着いたレストランになりました。お客様にとって特別なレストランになっていきました。それだ
って、京都ではそれまでなかったお店でした。

しかしまた時代は変わりました。イタリアンのブームがありました。ワインブームがありました。カフェブームがありまし
た。プリフィクスでリーズナブルに楽しめるビストロ・トラットリアのブームがありました。フレンチ・イタリアンといっても
いろんなスタイルの店ができ、選びきれないくらいの選択肢ができました。その中でやっぱりフロントランナーでありた
い。いつの時代でもお客様に支持される店でありたい。エルゴも、もう一度スタイルを見直すよう、充電期間を持ちま
した。

そして約2年の充電期間を経て、2004年7月6日にエルゴ ビバームスは再始動しました。リニューアルしたエルゴの
コンセプトは「原点回帰」。店名の意のとおり、ふたたびワインと料理をわいわいと楽しめるお店へ。でも懐古趣味やノ
スタルジーで復活させるのではなく、新しいレストランのコンテンツを。スタッフは考えました。



−料理はフレンチとイタリアンを自由に行き来する。基本はフレンチ。奥行きのあるソースの味わいや、盛り付けの繊
細な仕事など、手間を惜しまず提供したい。でも、肩が凝る感じにはしたくない。パスタがあると何か安心だし、魚介
を使った料理なんかはイタリアンの要素が欲しい。

−アラカルトでオードブルをつまみながらワインを楽しみたい方、メインディッシュにきちんとワインを合わせて楽しみた
い方。どちらにもお応えしたい。前菜はバラエティ豊かに、種類を多くそろえる。メインはボリューム感もしっかりつくり
こむ。どちらも一皿の価格はリーズナブルに。いろいろなお料理をワインと楽しんで欲しいから。

−ワインも気軽にあけて欲しいから、ボトルで\3,000〜\4,000中心。熟成感を味わうより、フレッシュ&フルーティー
でコストパフォーマンスの高いものを揃える。

−野菜には特にこだわりたい。京野菜ブームだけれど、自分たちは違ったアプローチをしよう。野菜は自分たちで育
ててみよう。ヨーロッパの野菜やハーブに挑戦しよう。

−最後を締めくくるデザート。ここにもきちんと力を入れて、レストランとしての総合力を高める。経験豊かな専門のパ
ティシエがきちんとレシピを組む。レストランらしい瞬間のおいしさ、温度帯のある表現を盛り込んで。

−「さあ、のみましょう」なんだから、夜遅くまでやりましょう。平日は夜11時まで、日曜祝日は夜10時までやっています。深夜でもおいしいワインと料理が楽しめるのはポイントが高いはず。

−ただのカジュアルじゃなく、「記念日はエルゴ」というお客様の期待にもお応えできる顔も持っておきたい。きっちり
フレンチのコースも用意するし、礼儀正しいサービスも基本。なにより、系列の「リュ エルゴ」は、フラワーショップ併
設。予約がなくてもお花のプレゼントができることは、他のレストランにない演出ができる。



いろいろなシーンで使える、バランスの良いレストランはなかなかない。
エルゴはそんなレストランでありたいと考えています。



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